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2007年2月13日 (火)

「サラリーマン金太郎」はただ批判するのではなく、熱い言葉で組織を変える情熱をもつべきだと教えてくれる

 ビジネスシーンを描いているマンガの人気は予想以上に高いと思います。デフォルメされて描かれる場合もありますが、現実を鋭くえぐったものもあります。職場や仕事の本質を先取りするものに出会うと、思わずひざをたたいていしまうのではないでしょうか。

 今日は

  まんが①死ぬほど面白いマンガを「まんたん」でみつけました

  というカテゴリーのなかで

  「サラリーマン金太郎」はただ批判するのではなく、熱い言葉で組織を変える情熱をもつべきだと教えてくれる

  と題して進めます。

0213_01_1  梅埼修先生は著書の「マンガに教わる仕事学」の中で、本宮ひろ志作「サラリーマン金太郎」について次のように書いています。

・・・

 昔、あの植木等氏が“サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ”と歌った時代があった。ところが今の若者たちにとってサラリーマンの人気は低い。サラリーマン生活にはため息はあっても夢がないといったら言いすぎだろうか? 若者たちはサラリーマンや会社に対してマイナスイメージを持っている。給料のために雇われているんでしょ、会社ってつまらないところじゃん、というわけだ。たしかに、サラリーマンという言葉は仕事の中身を意味せず、単に雇用形態を示すに過ぎない。だから自由を志向する若者にとっては雇用のマイナス面だけが強調されてしまう。つまり、会社とは自分を拘束し、上から下へと命令が降ってくるところなのである。そんなマイナスイメ-ジを反映してか、会社やサラリーマンを自虐的に語ったり、批判したりする大人も増えてきた。

 しかし――ふん!――気に食わないな。

 若者がえらそうに言うのは、サラリーマンや会社を知らないから。そんな一方的なイメージだけでサラリーマンを自分勝手に批判しないでくれ、と私は言いたい。まあ、そんな彼ら彼女たちには、サラリーマンと会社をちゃんと説明してあげるべきなのだろう。よし、熱く語ってやろうじゃありませんか。

 わたしが?―――いやいや、代わりにちょっと型破りのサラリーマンをご紹介しよう。

 本宮ひろ志著『サラリーマン金太郎』(集英社文庫)というマンガがある。主人公の矢島金太郎さんは、大手建設会社(ヤマト建設)のサラリーマンである。有名大学卒がゴロゴロいるヤマト建設にあって、金太郎は工業高校中退。なぜ中退かといえば、暴走族だったから。それも関東全域を束ねたメンバー1万人のゾクのりーダー! 彼は暴走族を辞め、亡くなった女房の実家で漁師をやっていたが、海釣りで事故にあったヤマト建設の会長を肋けたのがきっかけで、ヤマト建設に就職することになったのだ。

0213_04_1  建設業の“現場”とは、つまり工事現場である。金太郎も、いわく付きのトンネルエ事を担当することになる。この現場では支払いをめぐって下請け業者とトラブルがあり、工期も遅れていた。とにかく荒っぽい作業員がまったくやる気を出さないのだ。 ――さあ、どうする? 金太郎の場合、はじめから下請け会社社長とドツキアイである。太卒のひ弱なインテリサラリーマンとは、度胸と腕っぷしが違うのだ。

 が、そうはいっても喧嘩に強いだけでは、リーダーにはなれない。事実、金太郎は元相撲取りの社長には敵わず、KOされてしまう。だが……喧嘩に負けたって、彼は全力でまっすぐに叫ぶ。

 「てめえの損得ばかり考えるこすからい野郎にダチは出来ねえぞ。どうせよおっ、今生きてんだろう! 生きてりゃあ心は動くんだよ!! こすっからい事やりながら、てめえでにがにがしく思って時間を過ごすなら、責任を果たし終えた後の気持ちよさを味わおうじゃねえか、みんなで一緒にだ」(第3巻より)

 この熱い言葉が徐々に現場を動かす。金太郎を冷やかしていた作業者も「妙にスジの通った事、言ってなかったか……」と思いはじめる。つまり、金太郎の本当の力は、腕力ではなく言葉なのである。 なぜ、金太郎の言葉にはこれほどまで説得力があるのだろうか? はっきり言えるのは、彼の言葉は会社に対する批判でも、批評でもないということ。 ダチ、みんな、一緒に……丁寧とはいえないが、彼の言葉は一貫して職場の仲間に向けられている。つまり、いまこの場所を変えようとする誘いの言葉なのである。

 金太郎は、新入社員の研修会で役員たちに対して役員会を見学させて欲しいと言う。

0213_03_1  「私は会社と……恋愛をしたい。好きになった時、男と女に秘密はタブーですよ。いやーっ、こじつけてしまいましたが……同じ会社の仲間じゃないですか、ケチケチしないで役員会ぐらい見せましょうよ。」(第2巻より) 

組織に埋没しているわれわれには、金太郎の言葉はキクなあ~。

 会社では、サラリーマン同士が競いながら、助け合いながら働いている。会社を知らないくせに、いつも批判的な態度をとってしまう人たちに言いたい。会社を変えるようなサラリーマンを想像してごらん、と。

 ―――どうだい? サラリーマンって意外と面白そうな稼業じゃないか。

・・・

 うーん。

 「サラリーマン金太郎」はただ批判するのではなく、熱い言葉で組織を変える情熱をもつべきだと教えてくれてるんですね。

 あなたはどのように思いますか?

 読んでみたいと思いませんか?

 本宮ひろ志作「サラリーマン金太郎」は東京漫画探偵団(まんたん)に置いてあります。

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コメント

ようは、あなたは暴力を肯定してるのかな?結局、この人のやってる限定的な正義?はたまたまうまくいくように漫画家が書いてるだけの矛盾だらけのヤクザ漫画じゃん。現実にやったらムショ行きだったり、とうの昔に家族みんな殺されてたりするようなことばっかじゃん。もしかして、それもわからないくらいお子様ですか?

熱い言葉で組織を変えることはできません。出来たとしたら、それはブラック企業とかカルト教団いう犯罪組織になったということです。ようはね、あなたみたいな世間知らずが、金とか生活とかを人質にとってブラック企業をつくったり、部下を自殺に追い込んだり、みんなに迷惑かけたりするんですよ。

ってか、サラリーマンになったこともない人の記事だな。ちょっとくらい世の中のことを勉強してから書けよ。法律とか、経営学とか、そこまでのことじゃないだろ?勉強しろよ。こっちとしてはそう信じてないと、あなたが社会人で普通に就業してますとかいったらさすがに将来が不安ですもの。現状のあなたみたいなタイプは社会にとって迷惑だと思うんです。ちゃんと中学とか通ってたとしたら、そんな状態で世に出ることは絶対ありませんよ。

投稿: | 2015年9月 6日 (日) 15時41分

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