2007年5月10日 (木)

マンガは教科書にするよりも副読本にするべきだ

マンガを教科書に取り入れることに対しては賛否さまざまな意見があります。『まんたんブログ』でも4月29日 (日)に、「漫画を多用した教科書はマンガと生徒をバカにしている?」http://man-tan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_6653.htmlと題して取り上げました。マンガを取り入れる教科書についてもう一度見てゆきたいと思います。最近の「R25」に書かれている記事が目にとまりました。

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか?

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか?

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事

なのです。

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は?

  というカテゴリーのなかで 

  マンガは教科書にするよりも副読本にするべきだ

  と題して進めます。

・・・

 新型光氏は平成19年5月10日発行の「R25」誌のなかで次のように書いています。

・・・

0510 RxR(ランキンレビュー)EDUCATUON

高校『数学Ⅱ」教科書にマンガを導入?

教科書もマンガにすればわかりやすくなるの?

 06年度の教科書検定で、本格的にマンガを採り入れた『数学Ⅱ』の教科書が、大幅にマンガ部分を削除されたものの合格した。削除前の申請段階では、17世紀の宮殿にタイムスリップした高校生が、問題を解くことによって現代へ帰還するというSFチックな設定のストーリーも掲載されていたとか。

 何だか面白そうではないか。ボンクラ学生だったころ理解不能だった教科書もマンガなら・・・? さっそく、この『数学Ⅱ』教科書を申請した出版社に問い合わせたところ、「マスコミの方から貸し出してほしいという要望は多いのですが、どこにも出さないという方針なので」との回答。確かに100ヵ所以上の検定意見がついたマンガ教科書だけに批判もあるだろうが、数学が苦手な生徒さんには、わかりやすくてよいのでは? そんな疑問を、元・数学教師でマンガ家の江川達也氏にぶつけてみた。

「僕はマンガ教科書には反対ですね。もし、こういうことをするなら、超一流のマンガ家を起用しないとダメ。そのうえで、たとえば数学なら、高等数学も理解しているマンガ家じゃないと話にならない」

 て、手厳しいですね・・・(汗)。マンガならとっつきやすいし、苦手な人に伝えるには有効な手段のような気もしますが。

「わかりやすくなるとは思いますよ。ただマンガは、数学でも国語でも歴史でもなく、あくまでマンガなんです。教科書ではなく、副読本としてならどんどんやるべきだと思いますが、教科書にするのはおかしい。教科書は認定する・しないでもめるくらい半強制的で重いものですから」(同氏)

 江川氏のマンガは、近年の作品に顕著だが、すべて「教育」というテーマがベースにある。それは、教科書より圧倒的に面白く理解しやすい。その意味で、マンガにすればわかりやすくなる、というのはモノによっては事実といえるが、「教科書としては問題」という江川氏の主張は、教育にこだわってきたマンガ家の意見として耳を傾けるべきものがあるだろう。 (新型光)

・・・

 うーん。

 マンガが教科書になるような時代になってきているんですね。私たちが知らないうちに、マンガは思わぬ読まれ方や、注目のされ方をしているのですね。このような意外な読まれ方をされ、注目されようとしているマンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。

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2007年4月30日 (月)

日本のマンガのソフトパワーが新たな潮流を生み出している

外国のファッションや音楽に魅力を感じて,その結果その国が好きになるという経験を多くの日本人が持ってきました。団塊の世代はもちろんアメリカの文化が憧れだったのです。その名残は今でも見られます。若い歌手が日本語で歌っているのに「ラリルレロ」が極端な巻き舌で歌われるのはそれかもしれません。

しかし、今や日本の文化が世界を魅了し始めています。マンガがそうです。世界のあちこちで日本のマンガが読まれています。それにつれて日本の文化に魅力を感じ、日本に憧れをもつく国々も増えてきているのです。いわゆるソフトパワーです。マンガを取り巻く話題のうち、最近の産経新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか?

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか?

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事

なのです。

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は?

  というカテゴリーのなかで 

日本のマンガのソフトパワーが新たな潮流を生み出している

  と題して進めます。

・・・

 宇都宮尚志氏は産経新聞の平成19年4月29日付け総合面で次のように書いています。

・・・

世界は日本・アジアをどう伝えているか

ソフト・パワー 過去から脱皮 新たな潮流

 “焼酎大国”の韓国にワインブームが起きているという。4月17日付の韓国紙、朝鮮日報によると、ワインの昨年度の消費量は2万7000キロリットルを記録し、前年度より8%増加。2002年に比べ55%増えたそうだ。ソウルのデパートでは今月、「ワイン、倉庫大放出展」が開催され、売りに出された6万6000本のワインに市民が群がった。

 ブームの火付け役になったのが、ワインを題材にした日本のマンガ「神の雫(しずく)」(作・亜樹直、画・オキモト・シュウ)だ。05年11月に韓国で翻訳が出版され、70万部を売り上げた。3月7日付の中央日報は《マンガ自体も興味深いが、該博なワインの知識と各種ワインの紹介で、日本ではもちろん韓国国内でもワインのバイブルとなっている》と紹介。同紙は《韓国の酒文化を、焼酎や洋酒を混ぜて飲む「爆弾酒」からワインヘ変える追い風となった》とも伝えている。

 日本のマンガの影響はそれだけにとどまらない。昨年末に公開され、観客動員数700万人を記録した映画「美女はつらいよ」は、日本のマンガ「カンナさん大成功です!」(鈴木由美子著)が原作。 小説もベストセラー上位には日本の作品がずらりと並ぶ。4月5日付の中央日報は、韓国最大手の書店のトツプテンに日本の小説が6冊ランクされたのに対し、韓国の小説は2冊に過ぎなかったことを指摘、《文学もまた日流だ》と、驚きとともに伝えている。

 マンガ、アニメ、ゲームなど日本のポップカルチャーは今やアジア、米国、欧州のほか中東にまで拡大する勢いだ。05年の日本のアニメ市場規模は約2340億円。世界で視聴されているアニメの約6割が日本製というデータもある。

 その文化発信の旗振り役となっているのが“マンガ好き”を自任する麻生太郎外相だ。外相の諮問機関「海外交流審議会」は昨年11月に報告書をまとめ、マンガ作家らを「アニメ文化大使」として海外に派遣、日本のソフト・パワーの発信をさらに強化していくことを提案した。

 ソフト・パワーとは「強制や報酬ではなく、魅力によって、望む結果を得る力」だという。米ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は、「その源泉になるのは第1が文化であり、他国がその国の文化に魅力を感じることが条件となる」と述べている(「ソフト・パワー」日本経済新聞社)。日本の外務省幹部は「ソフト・パワーが強ければ、その国への好感度が増し、影響力、外交力がさらに厚みを増す」と解説する。

 「韓流ブーム」をしのぐ勢いの「日流ブーム」に対し、韓国メディアは不安を隠せない様子だ。3月27日付の東亜日報は《国内に巻き起こっている日流ブームは尋常ではない》と伝え、多様性と想像力が日本のボッブカルチャーの強みだと指摘。同28日付の朝鮮日報は《大衆文化界が日本のブームに巻き込まれ、韓国大衆文化のDNAを支配してしまうのではないか》と懸念を伝えた。

 中国も同様だ。国内のテレビのゴールデン・タイムに日本など海外のアニメ番組を放映しないよう規制するなど、日本の文化浸透に神経をとがらせている。ただ、中国のメディアからは、拡大する日本のソフト・パワーに着目する声も出始めている。

 4月19日付の香港紙、明報は《海外に出た中国人は、世界に広がる日本の良いイメージに驚かされることがある。・・・それは日本の持つソフトなイメージだ。・・・日本のアニメやゲームなどは全世界の若者の生活に入り込み、世界規模の文化現象になった》と伝え、中国としてもソフト・パワー戦略を再検討すべきだとする論文を掲載した。

 シンガポール国立大学のリズ・マクラクラン助教授は《日本はかつてこの地域を侵略した歴史を持つために文化振興にはためらいがあった。しかし、考え方は徐々に変化しており・・・(日本は)自信を持ち始めている》(3月31日付のシンガポールの英字紙トゥデー)と述べている。

 日本のソフト・パワーはもはや過去の心理的な制約にとらわれず、新たな潮流を生み出しているようだ。

       (宇都宮尚志))

・・・

 うーん。

 マンガを取り巻く環境は国境を越えて広がっています。私たちが良いと思うマンガは多くの国々でもよく読まれています。マンガの持つ力がいつの間にか世界に日本の文化を広めているのですね。時にはこのような視点でマンガをとらえ直すことも必要ではないでしょうか。マンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。

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2007年4月29日 (日)

漫画を多用した教科書はマンガと生徒をバカにしている?

文章で読ませるよりもマンガを用いたほうが理解されやすいし興味をもたれる、としてマンガを多用する事例があちこちで見られるようになりました。教科書も例外ではありません。マンガが以前とは違う役割を演じるようになってきているのでしょうか。マンガを取り巻く話題のうち、最近の産経新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。 

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか? 

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか? 

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事 

なのです。 

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は? 

  というカテゴリーのなかで 

  漫画を多用した教科書はマンガと生徒をバカにしている?

 

  と題して進めます。 

・・・ 

 漫画家・さかもと未明先生は産経新聞の平成19年4月29日付け文化面で次のように書いています。

・・・ 

漫画を使うと理解が進む?

 先日、女性週刊誌から,「漫画を多用した教科書」について意見を求められた。いくつかの検定教科書が漫画を多用し、「分かりやすく興味を持ってもらえる教科書」にしようとしたらしい。

 私も漫画家の端くれなので、漫画の情報伝達力や、若者への影響力が認められたことは嬉しい。が、漫画を使いさえすれば、生徒は本当に数学や歴史に興味を持ち、学力を向上させることができるのだろうか。「勉強のできない子供でも漫画なら読むだろう」というその発想自体が、漫画と生徒を馬鹿にしているようで、どうも腑に落ちない。

 聞けばいまどきは、九九ができなかったり、アルファベットが書けなかったりする高校生が珍しくないのだという。「ゆとり」の名でそんな子供をつくったあげくに、漫画によって指導しようとしているふりをされても困るのだ。九九ができない学生に、漫画でなら三角関数を教えられると思うのは、欺瞞であり、ごまかしだ。本当に三角関数を教えたいのなら、九九はもちろん、二次方程式や図形について徹底的にマスターさせるのが前提だろう。

 そもそも九九ができないような状況で、高校に入学させることが間違いだ。九九ができるまで、小学校を卒業させずに面倒を見てやるのが“筋’というものではないか。

 教科書というのは、子供の方がそのレベルにまで成長するためのツール(道具)である。教科書の方が子供に合わせるというのは、本末転倒もいいところだ。そんなものはそもそも教科書ではない。教科書は子供に媚びることなく「学ぶべきこと」さえ記述されていればいいのである。

     (漫画家・さかもと未明)

・・・ 

 うーん。 

 マンガを多用した教科書には思いのほか、さまざまな問題点が秘められているのですね。マンガの持つ役割はますます増大しているとはいえ、教育についてはそれ以前に解決すべきことがあるような気がします。しかしながらマンガが以前とは違う役割を演じるようになってきているのは確かなことではないでしょうか。マンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。 

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2007年4月24日 (火)

乙女チックな世界に魅入られた男性 「オトメン」 はいまや注目の種族?

趣味は人それぞれの個性が出て楽しいものです。一般的に人気のある趣味もあれば、いっぽうでレアな趣味の世界もあります。意外な趣味が注目されています。予想外といえるかもしれません。マンガを取り巻く趣味の話題のうち、最近の日本経済新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。 

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか? 

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか? 

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事 

なのです。 

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は? 

  というカテゴリーのなかで 

  乙女チックな世界に魅入られた男性 「オトメン」 はいまや注目の種族?

 

  と題して進めます。 

・・・ 

 日本経済新聞の平成19年4月21日付けアーバンBiz面で(天)氏は次のように書いています。

・・・ 

0424 さぶかるウオッチング

「オトメン」・・・乙女な世界に遊ぶ男性

 ふわふわでキラキラでスイート。そんな少女マンガに代表される乙女チックな世界に魅入られた男性が「オトメン」(乙男)。注目の種族だ。

 語源はマンガ「オトメン」(菅野文著)。高校二年生の正宗飛鳥はイケメンで硬派、剣道部所属で武道万能の男子。ところが裏では少女マンガにほほを染め、料理や裁縫など乙女方面の才能にも秀でる。そんなギャップに悩みつつも「乙女」はやめられない……。内なる乙女心を公表できない男性読者がそんな設定を支持、人気上昇中だ。

 少女マンガ好きを自認する男性は、一九七〇年代からの少女マンガ全盛期から大学生などを中心に存在した。もっとも彼らは研究会を組織して評論に走ったりと「オトコは普通好きにならないモノを好きな自分」をてらうアプローチだった。

 しかし現代のオトメンたちは徒党を組むこともなく、実に自然に乙女チックな事物をめでる。日常生活はそつなく、細身のスーツを身にまとい、仕事の合間や帰り道に書店に立ち寄っては発売日の少女マンガ単行本を買い込む。そしてひとり自室で心置きなく、乙女な世界に遊ぶのだ。(天)

・・・ 

 うーん。 

 趣味は個性が出て楽しいものですね。マンガが好きなあなたはどんな趣味を持っているのでしょうか。一般的に人気のある趣味もあれば、いっぽうでレアな趣味の世界もあります。意外な趣味が注目されています。乙女心を自然に持てる男性。 

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2007年4月23日 (月)

なんと、漫画に検定試験ができます!

マンガを描く能力はどのくらい?といってもなかなかむずかしいですよね。作品が公開されている場合は読者の反応がそのバロメーターになるといえるかもしれません。しかし一般の人の場合はどうでしょう。マンガを取り巻く話題のうち、最近の産経新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか?

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか?

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事

なのです。

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は?

  というカテゴリーのなかで 

  なんと、漫画に検定試験ができます!

  と題して進めます。

・・・

 産経新聞の平成19年4月23日付け社会面で次のような記事がありました。

・・・

6月に初の漫画検定

あなたの描く能力は?

 京都や竜馬、時刻表、明石・タコなどユニークな検定が次々と生まれる中、6月に「漫画能カ検定(漫検)」が誕生する。知識を問う形式が多い従来型の検定とは異なり、漫画を描く能力を評価する検定だ。検定人気が高まるなか、主催者は「漫画文化の発展につなけたい」と意気込む。だが「創造的な行為を評価できるの?」といった声もあるという。

 漫検は、出版や各種の検定を手がけるJAGAT」(本社・東京)が実施する。

 全国約100の大学、専門学校に漫画科や漫画コースが設けられ、約700の高校に漫画研究会(同好会)があるなど、漫画を勉強している人は相当数いるとされる。だが客観的な評価基準がないため、同社は「趣味で漫画を描いている人たちも含めて自分の実力を知ることができるように」と実施を決めた。

 これまで各種の検定を実施してきた経験からノウハウをもつ同社のスタッフと、漫画の専門学校の指導者らが、レベルの設定や問題の出し方、採点基準などを検討。

 指定された条件に合わせて、キャラクターを描く「漫画キャラクター検定」やストーリー漫画を描く「漫画ストーリー検定」、指定の技法で描く「漫画技法検定」などがあり、それぞれI~3級のランクを設けた。

 同社の牧野常夫社長は「創造的なものを点数化することに批判はあるだろうが、客観に近い基準ができたと思う。定着させ、漫画文化の底辺拡大につなげたい」と話す。

 初回検定は6月17日に東京(お茶の水女子大学)と大阪(東大阪大学で行われる。受検料は、検定項目ごとに各5000~7000円。申し込みの締め切りは5月25日。問い合わせは同社(電話03・5276・2221)へ。

・・・

 うーん。

はたしてマンガを描く能力を検定することが必要か、といった考え方もありますが、何らかの方法で客観的に評価してもらいたいというという気持ちも理解できます。世の動きの中で、資格とか検定とかが注目されています。マンガの世界も例外ではないのですね。マンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。

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2007年4月22日 (日)

アニメ「ミナの笑顔」がアジア諸国の多様性と共通性を考えさせてくれた

マンガの将来を考える時、アニメなどほかの動きにも注意を払う必要があります。国際化が進展し、日本のマンガが世界で読まれることを思うと、アジアの国々でマンガやアニメがどのような方向に動いているか大いに興味がわきますね。

アジアの多様性を意識すること、それぞれの個性的な動きを理解することは、アニメだけでなく、マンガでも必要なことではないでしょうか。マンガを取り巻く話題のうち、最近の産経新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか?

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか?

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事

なのです。

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は?

  というカテゴリーのなかで 

  アニメ「ミナの笑顔」がアジア諸国の多様性と共通性を考えさせてくれた

  と題して進めます。

・・・

 杉並アニメーションミュージアム・鈴木伸一館長が産経新聞の平成19年4月22日付け文化面で次のように書いています。

・・・

0422 サブカルさーふぃん

アニメ 「ミナの笑顔」 アジアに向け新鮮な作品

 先月下旬、東京ビッグサイトで開催された「東京国際アニメフェア」は、世界でも最大規模のアニメの祭典で、日本アニメの人気もあってか、外国からのブースも増えて大にぎわいであった。

 その中で、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)と日本動画協会の協力による「アジア・パシフィック アニメ国際会議」が、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、日本の8力国のアニメ関係者を集めて行われた。

 韓国、中国、日本以外はアニメについて発展途上にあり、各国の報告はなかなか興味深いものがあった。マレーシアでは若いアニメ作家を育てるシステムが構築されているのだという。韓国と中国は、さらに自国のアニメ産業を保護、育成しようという政策がみえた。

 しかし、アジア諸国では、日本のアニメはまだまだヒットし、よく見られているのが現状だ。わが国のホップカルチャーの特徴である「かわいい!」が、人気のキーワードなのだろう。今回のフェアの会場でもコスプレのかわいい女性たちが来場者の視線を集めていたが、アニメ国際会議で上映されたACCU制作「ミナの笑顔」=写真=は、そんな日本のアニメを見慣れたアジアの関係者にも新鮮な感じで受け止められたようだ。識字をテーマに農村で暮らす一家を描いたアジア諸国向けの作品で、すでに31カ国で公開されている。

 私も演出を担当したのだが、アジアの多人種、多宗教、多慣習などを意識したキャラクター作りで、「日本の後を追いかけなくても、自分たちの姿を見つめた作品を作れば」と、関係者たちは実感してくれたのだろう。このことは、会議の収穫の一つになったと思う。

                          (杉並アニメーションミュージアム館長・鈴木伸一)

・・・

 うーん。

アジアを単純に一つの地域と考えてはいけないのですね。アジアに共通の文化的側面を認識することははもちろん必要ですが、同時にアジアのもつ多様性を知らなければなりませんね。アジア各国それぞれの個性的な動きを理解することは、アニメだけでなく、マンガでも必要なことですね。時にはこのような視点でマンガの行く末を考えることが、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大切ではないでしょうか。

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2007年4月21日 (土)

経産省が7月にコンテンツ仮想市場を開きクリエーター支援を始める

クリエーターの才能を発掘、育成、商品化支援を国が取り組む動きが出ています。アニメやゲーム、マンガなどのコンテンツ市場の拡大が背景にあります。マンガを取り巻く話題のうち、最近の日本経済新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか?

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか?

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事

なのです。

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は?

  というカテゴリーのなかで 

 経産省が7月にコンテンツ仮想市場を開きクリエーター支援を始める

  と題して進めます。

・・・

 日本経済新聞の平成19年4月21日付け夕刊1面で次のような記事がありました。

・・・

0421 アニメなどの制作者発掘

経産省7月にもネットに作品公開市場

 経済産業省はアニメ、ゲームなどの個人制作者(クリエ-ター)を支援し、優秀な作品の商品化を促す事業を始める。七月にもインターネット上に作品を発表する仮想市場を設ける。アニメや映画、放送などの業界にも参加を呼びかけ、商品化してもらう。アニメなどコンテンツ市場の拡大が続くなか、官民で埋もれた才能を発掘する。

 作品を発表したいクリエ-ターは、仮想市場にアニメ、ゲーム、動画、イラストなどの作品を公表する。登録無料の会員制で、初年度は二千人、五年後に国内外から三万人の登録を目指す。海外のクリエーターが参加しやすいように英語で投稿できる環境も整える。

 作品はネットを通じてだれでも見ることができる。内容についての意見を投稿できるほか、あらかじめ与えられた持ち点で採点する。

 こうした評価を参考に優秀作を商品化するため、経産省は五月に仮想市場に参加する業界団体や企業を公募する。アニメ制作の業界団体、日本動画協会(東京・千代田区)は加わる方向。放送や映画、出版、ゲームなどの業界団体にも参加を呼びかける。

 携帯電話向けの短編動画の需要が伸びていることから、携帯電話会社などの参加も見込んでいる。資金支援する投資ファンドの参加も認める。

 商品化した作品の輸出も後押しする。コンテンツの権利関係者を検索できる玄関(ポータル)サイトとして日本経団連が五月に関く「コンテンツ・ポータルサイト」と提携。作品を外国語訳し、海外の仲介業者に見てもらう。

・・・

 うーん。

 アニメやゲーム、マンガなどのコンテンツ市場が拡大しています。そのなかで、クリエーターの才能を発掘、育成する動きは歓迎です。特に商品化支援を国が取り組む動きは注目されます。日本経済の中で、産業としてのコンテンツ市場の発展は、マンガの行く末とともに、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、重大関心事ですね。

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2007年4月18日 (水)

「団塊部長」ほろ苦いリアルな姿

団塊の世代はマンガとともに成長をしてきました。団塊の世代がマンガの重要な読者であることは間違いありません。しかも、単に重要な読者であるばかりではなく、マンガを含めた、さまざまなサービスや商品の売れ行きを左右する大きな影響力を持っているのです。しかしながら大きな影響力を持つ彼らには一抹の物悲しさも感じられます。

マンガを取り巻く話題のうち、最近の産経新聞の記事なかから目にとまったものをご紹介します。 

 ◎いったいマンガの世界は今どうなっているのでしょうか?

 ◎そして、これからどうなっていくのでしょうか? 

 ◎未来は明るいのでしょうか、それともそうではないのでしょうか? 

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事 

なのです。 

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は? 

  というカテゴリーのなかで 

  「団塊部長」ほろ苦いリアルな姿

  と題して進めます。 

・・・ 

 日本経済新聞の平成19年4月14日付け夕刊のマーケット総合面で「瞳」氏は次のように書いています。

・・・ 

さぶかるウオッチング 「団塊部長」ほろ苦いリアルな姿

 「ビッグコミック」で連載中の四コマ漫画「銀のしっぽ」。本来の主人公は飲み屋のママだが、最近、脇役の男性客「団塊部長」の登場頻度が増し、主役を食いかねない存在感をみせている。

070416  「いわゆる団塊世代向けとされる車」を見た団塊部長は「ひとまとめに年寄り扱いして。オレはその手に乗らんぞ」と憤り、「若い方をターゲットに」開発されたとうたった車を即決購入。その後、テレビで「最近、若者向きの車が団塊世代に売れている」というニュースを見て頭を抱え、周りからは「結局、同じところに流れてるようね」と冷笑されてしまう。

 役員として会社に残る同期をねたみ、「暇だと人生振り返って何かを深く反省しそう」と退職ぎりぎりまで雑用に打ち込み、定年後は「やることがないから」毎日定刻に飲み屋へと顔を出す、という具合だ。

 広告や雑誌で描かれる「妻と豪華客船」「いきいきボランティア」といった絵空事とは全く異なるリアル団塊の姿はほろ苦い笑いを誘う。彼ら「団塊部長」たちの共感を呼ばないような新商品・新サービスではヒットはおぼつかない。   (瞳)

・・・ 

 うーん。 

 団塊の世代はマンガとともに成長をし、マンガに大きな影響力を持っているんですね。それは単に重要な読者であるばかりではなく、マンガを含めた、さまざまなサービスや商品の売れ行きを左右しているんですね。でもその団塊の世代には一抹の物悲しさも感じられますね。あらためてマンガの行く末に思いを馳せてしまいます。 

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2007年4月17日 (火)

週刊マンガ誌で小説の連載が始まった

小説は面白いです。マンガも面白いけれども、小説はまた違った楽しみ方ができるものですね。でも、同時に読むことは余りありません。それが、同時に読めるようになってきたんです・・・。マンガの世界にも新しい動きが出てきました。 

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は? 

  というカテゴリーのなかで 

  週刊マンガ誌で小説の連載が始まった

 

  と題して進めます。 

・・・ 

 産経新聞の平成19年4月17日付け文化面で上塚真由氏は次のように書いています。

・・・ 

小説 伊坂幸太郎さんマンガ誌に連載

0417  独創的な作風で若い読者に人気の作家、伊坂幸太郎さん=写真=が今月から、週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)で小説の連載を始めた。小説家が、マンガ誌で作品を発表することは極めて珍しい。伊坂さんは「マンガを読む目的の読者にどこまで読んでもらえるのか試したい」と意気込みを語る。

 5日発売のモーニングから始まった「モダンタイムス」。物語は、29歳の会社員が見知らぬ男から拷問を受ける場面から始まる。どうやら浮気を疑う妻が差し向けたらしい。舞台は徴兵制度が実施されている数十年後の日本。さまざまな伏線らしい仕掛けがあるが、初回を読んだ限りでは、どんな展開になっていくのか予側がつかない。

 「もちろん大まかな構想はできていますが、細かい展開は(マンガのように)編集者と2週間に1度打ち合わせをしながら決めていきます」と明かす。

 連載小説はマラソンのようなものだが、この連載はむしろ「全力疾走の積み重ね」になりそうだという。「完成度としてはいびつなものになったとしても、変なエネルギーにあふれた小説になるのではないかな、と期待しています」

 モーニングの編集者、佐渡島庸平さんは「マンガの場合は、締め切り直前で面白い展開にガラッと変わることがよくある。小説も細かく打ち合わせをしたら、きっとより面白い作品になる」とマンガ誌連載の醍醐味を話す。

 どうしたらマンガの読者にも楽しんで読んでもらえるのか? 1年間ほど頭を悩ませた結果、ある結論にいたったという。

  「最初は活字を減らしてマンガのように気軽に読める作品にしようともくろんでいましたが、途中で有効な方法ではないと考えるようになりました。小説はマンガと違い、一文に多くの情報を盛り込むことができるので、脇道でおかしさを出すことも可能。『小説だからこそできること』を見つけていける予感がしています」と伊坂さんは語る。

読み手にとって面白い作品ならば、マンガ、小説の区別はないだろう。無謀ともうつる挑戦は、そんな自信に裏打ちされている。            (上塚真由)

・・・ 

 うーん。 

 小説とマンガが同時に楽しめるんですね。週刊マンガ誌の「モーニング」が思い切ったことを始めました。読者はどのような楽しみ方をするんでしょうか。小説はどのような展開をするのでしょうか。新しいことに挑戦する動きは、マンガの世界のダイナミックな一面の現れでしょうか。今後の動きに注目してゆきたいですね。マンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。

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2007年4月 9日 (月)

日本文化の普及、功労者に首相表彰・「国際マンガ賞」も

日本文化の海外普及に政府が力を入れて取り組む動きが出てきました。功労者を首相が表彰をしたり、「国際マンガ賞」を創設したり、目が離せません。マンガの世界にも多くの影響がありそうです。 

マンガの世界の過去、現在、そして未来については私たちの最大の関心事です。 

まんが④マンガの世界の過去・現在・そして未来は? 

  というカテゴリーのなかで 

 日本文化の普及、功労者に首相表彰・「国際マンガ賞」も

  と題して進めます。 

・・・ 

 日本経済新聞の平成19年4月7日付け夕刊1面で次のような記事がありました。

・・・

070409_01 日本文化の普及 功労者に首相表彰

政府方針 「国際マンガ賞」も

 政府が日本文化をアジアにアビーールする目的で策定する「日本文化産業戦略」の概要が、七日明らかになった。日本の魅力を海外に伝えた功労者を首相が表彰する制度の新設や、麻生太郎外相の発案でアニメ産業を後押しする「国際漫画賞」などの創設が柱。ファッションショーなどを開催する情報発信拠点の第一号をシンガポールに置く方針も打ち出す。

 安倍晋三首相が根本匠相補佐官に同戦略の策定を指示した。政府は五月までに全体像を固め、六月にまとめる「骨太方針二〇〇七」に盛り込む考え。根本氏は十二日に太田伸之イッセイミヤケ社長や建築家の隈研吾氏、デザイナーの喜多俊之氏らから改めて意見を聞き、戦略に生かす。

 政府は歌舞伎などの伝統芸能やアニメなどのボッブカルチャーを日本の「文化資源」とし、国際的な評価向上につなげる構え。首相の表彰制度は国籍を問わず、内外で活躍する文化人を対象とする。情報発信拠点は「ジャパン・クリエイティブ・センター」と名付け各国に設置。日本語を学ぶ講座や、新進デザイナーの展覧会などを常時開けるようにする。

 その他、各省の取り組みも政府全体で進める具体策として戦略に明記する。

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 うーん。 

 日本文化の海外普及に政府が力を入れて取り組もうとしているのですね。海外普及の功労者を首相が表彰をしたり、「国際マンガ賞」を創設したり、目が離せません。マンガの世界にも多くの影響がありそうです。このように注目されようとしているマンガの行く末は、読み手にとっても、書き手にとっても、はたまた業界にとっても、大いに考えさせられることですね。 

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